世界のエキスパートたちが厳選。2025年のトレンドヘア
新しい一年に向けて心機一転するのに、ヘアカットほど最適なものはないだろう。幸運なことに、2025年を席巻するであろうトレンドヘアには、顔の輪郭を柔らかく包み込むレイヤーカットに90年代のスーパーモデル風ブローアウト、そしてさまざまなバリエーションのボブなど、どんなテイストにも似合うクラシックなスタイルばかりが揃う。その一方で、パーティーにぴったりなタイトカールや妖精のように神秘的なウェーブヘアなど、よりロマンティックでプレイフルなアレンジも見逃せない。
どんなイメチェンにも言えることだが、自分にぴったりのスタイルを手に入れるためにはヘアスタイリストに相談するのがベスト。気になるルックのビジュアルを持参し、それを自分の顔の形や髪質に合わせてどうカスタマイズすべきか話し合ってみて。ヘア界のエキスパートたちが2025年に注目する12のトレンドヘアは以下からチェックを。
1. シックに決まるウルトラショートボブ
2024年もSNSのフィードを席巻したボブだが、2025年はこれまで以上に短いバージョンが支持を集めそうな予感。セレブリティ・ヘアスタイリストのジェイコブ・ローゼンバーグも、「以前は肩にかかるくらいの長さが人気でしたが、最近はより大胆に(ショートへと)カットする人をよく見かけるようになりました」と言う。今年らしさを意識するなら、彼が手がけたリリー・コリンズの最新ヘアスタイルをインスピレーションに。あごにかかるくらいの長さにし、毛先に動きをつければ、クールなフレンチガールのようなシックな雰囲気を纏うことができる。
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2. 大人の色香が増すサイドパート
ヘア界のエキスパートたちがこぞって注目するのがサイドパート。「サイドパートやサイドに流した前髪がカムバックするのはとても楽しみです」と話すのは、セレブリティ・ヘアスタイリストのレイシー・レッドウェイ。特にカーリーヘアや質感のあるスタイルでは、「髪を思い切り片側に寄せたワンサイドヘアもよく見られるようになる」と加える。ローゼンバーグのクライアントの多くは、90年代風のブローアウトヘアとサイドパートを組み合わせているそう。
3. 神秘的な魅力漂うフェアリーウェーブ
ロングヘアはそれだけでも印象的だが、セレブリティ・ヘアスタイリストでFEKKAIファイブメンバーのジェニー・チョウの一押しは妖精のようなウェーブをかけたスタイル。よりロマンティックで神秘的なムードを手に入れるなら、ハバナ・ローズ・リューの腰までかかるエフォートレスなウェーブを参考にしてみて。
4. ジェーン・バーキン風レトロフリンジ
ここ2〜3年、カーテンバングを中心に前髪の人気は上昇中。チョウが2025年に大流行すると予測するのは、ジェーン・バーキンにインスパイアされた前髪だ。彼女のお気に入りはデイジー・エドガー=ジョーンズのフルフリンジを現代風にアレンジしたルックで、程よくレトロなムードを併せ持っているのが特徴。フェッカイ(FEKKAI)の「Full Blown Volume Dry Texturizing Spray」のようなテクスチャースプレーを使って前髪を分け、質感を与えてあげるのがチョウ流。
5. スターオーラを放つ90年代風ブローアウト
90年代ほど、アイコニックなビューティートレンドが誕生した時代はないかもしれない。ローゼンバーグもレッドウェイも、シンディ・クロフォードやケイト・モスといったスーパーモデルの影響によって有名になったブローアウトを、2025年のイット・スタイルに挙げている。ブローアウトとは、髪を洗った後にブロードライでスムースかつボリューミーなヘアを作るテクニックのこと。朝目覚めたばかりのようなエフォートレスな雰囲気があり、ローゼンバーグはロズ(RŌZ) の「Air Thickening Spray」などでボリュームを出すことを勧めている。
6. ラウンドボブでワンランク上の品格を
ブラントボブを格上げするシンプルな方法は、ソフトで丸みのあるエッジをつけること。レッドウェイも今年、この丸みを帯びたラウンドボブを推している。スタイリングは至ってシンプル。熱から髪を守るためにヒートプロテクションスプレーを使い、ムースを全体に馴染ませてホールド力を高めたら、ドライヤーとブラシで根本からボリュームを出していく。あとはフラットアイロンで毛先をさりげなくカーブさせ、ヘアスプレーでセットすれば完成だ。
7. 個性を開花させるブレイズヘア
マイクロブレイズでもツイストでも、レッドウェイは編み込みヘアをあちこちで目にするだろうと予想する。ブレイズヘアのお手入れは、シアモイスチャー(SheaMoisture)の「ココナッツ&ハイビスカス・フリズフリー・カールムース」などで縮れを最小限に抑え、「ローズマリー&コラーゲン・ストレングス・スカルプ&ヘアオイル」のようなプロダクトで頭皮の保湿をするといい。
8. 顔の輪郭を美しく縁取るレイヤーカット
チョウとローゼンバーグのふたりがおすすめするのは、顔の輪郭を美しく縁取るフェイスフレーミングレイヤー。ローゼンバーグが「永遠の定番」と称するこのカットだが、自宅でのスタイリングにもブロッキングが楽になるダッカールが欠かせない。
9. クリーンな印象を与えるセンターパート
サイドパートが苦手な人も心配ご無用。ローゼンバーグによれば、髪を真ん中で分けたセンターパートの人気も継続するそう。センターパートはありとあらゆるルックをクリーンに見せてくれるから、すっきりとスマートな印象になるのもポイント。
10. エフォートレスに魅せるグラデーションボブ
前下がりのグラデーションボブでチョウがインスピレーションにするのは、カシア・スムトゥニアクのルック。長めの前髪は眉毛のすぐ上をかすめるようにカットされており、エフォートレスかつ魅惑的な印象に。フェッカイ(FEKKAI)の「 Brilliant Glos Styling Creme」などのプロダクトを使うと質感が生まれ、輝きが増すとチョウは言う。
11. アップヘアが華やぐタイトカール
パーティーヘアは、ドールライクなタイトカールでぐっと華やかに。「(ハリウッド俳優の)シャーリー・テンプルのカールをイメージしてください」とローゼンバーグ。完璧に整えられ、なめらかにくるんと仕上げられたルックは、ドレスアップしたいイベントにもうってつけ。
12. ロングヘアと合わせたいルースウェーブ
ロングヘアにぴったりなのが、ブラシでとかしたようにどこか緩んだルースウェーブ。エフォートれすでありながらもしっかりとボリュームのあるこのルックを作るには、日頃からのケアで髪をヘルシーに保つことが必要不可欠。
Text: Audrey Noble Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.COM
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